第29回八戸市少年少女発明クラブロボットコンテスト開催！

更新日: 2025年01月19日印刷

• 活動日：2025年01月11日(土)
• 参加人数：選手27名　大勢のお客様

　令和7年1月11日(土) ショッピングセンター ラピアにおいて、「第29回八戸市少年少女発明クラブロボットコンテスト」を開催しました。今年度の競技は日本最大級との呼び声が高い「八戸朝市」がテーマです。クリエイティブコースは朝市に出店、基礎コースは朝市で買い物を楽しむ様子を表現しました。自作ロボットを自分で操縦し、競技を行うロボットコンテスト。クラブ員は大勢のお客様に楽しんでいただけるよう、これまでに学んだ技術を生かしてロボット作りに励み大会に臨みました。

　大会パンフレットはこちら→　R6ロボコンパンフレット

　基礎コースの競技「朝市プチロボコン」は、モーター軸がタイヤになるプチロボで、屋台ののれんをくぐって商品に見立てたビー玉を集め、60秒以内にゴールしなければなりません。
　また、基礎コースは小3から中2まで、クラブ経験も新会員から3年継続のクラブ員もいるため、競技では、学年とクラブ経験を考慮して、年長の2班は障害物が増えるハンディをつけました。

　THREE・TWO・ONE・GO!! スタートです。
　障害物をうまく避けながらロボットが屋台に向かって突進すると、のれんがクルンと反転してビー玉が落ちます。一度に複数のビー玉をロボットが回収すると、観客から「おー」と大きな歓声があがりました。
　60秒の競技時間。操縦しながらも、スクリーンに映し出される残り時間を気にする選手たち。
時間ぎりぎりのゴールで、審判の「セーフ」のジェスチャーにほっとする選手には、会場から温かい拍手。逆に、大量にビー玉をゲットしたのに、障害物に阻まれてゴールにたどりつけないと、あちらこちらから「あー」という悲鳴が聞こえました。

　16点という大量得点をたたき出し、見事、基礎コース1班で優勝した井上真悠子さんは、小学3年生ながら、奥にある高難度の障害物をうまく避けた操作技術と、5つの屋台の暖簾すべてに果敢にアタックし、見事、最高得点を獲得したことが評価され、審査員特別賞も受賞しました。
　井上さんは、「初めて発明クラブに参加して、ラピアでロボコンをして、とてもきんちょうしたけれど、たくさんビー玉を集めることができて１位をとることができてうれしかったです。」と感想を述べました。

　また、ロボットのデザインは多種多彩で紙粘土やプラダンで可愛いデコレーションがされたもの、自分の好きなもののモチーフや魚をデザインしたもの、ライトアップされたデザインなどアイデア満載でした。そして、競技コートを飾ったのぼり旗は館鼻岸壁の朝市さながらで「八戸をPRしたい！」という気持ちが伝わりました。

　クリエイティブコースの「八戸朝市ロボコン2025」は、商品に見立てたブロックを得点エリアに積み上げていく競技です。床面の屋台エリアに置くと1点、下段の台にのせると2点、上段にのせると3点と難易度に合わせて点数が加算されます。

　オリエンテーションで競技概要の説明を受けた選手たちは、ブロックをつかむ方法、ブロックを台に乗せる方法を考え、次の活動からは、ロボットカーにアーム等を取り付ける制作作業とクラブで学んだ小型コンピュータmicro:bitの動作プログラミングを組む作業を並行して行いました。

　試合では、5ケ所のアイテムゾーンから、ブロックをロボットで押したり、取り付けたアームで持ち上げて運んだりして得点を重ね、選手それぞれのブロックを積む工夫が見受けられました。
　予選トライアルのあとは、決勝トーナメントで、赤コートVS青コートの対戦になりました。
　決勝戦はどちらも7得点で、同点延長戦へともつれ込みました。決勝戦での白熱の戦いに、基礎コースのクラブ員も観客席も固唾を飲んで勝負の行方を見守りました。
　優勝の山木悠希さん(中1)は「決勝戦直前で不具合が発生し直前につけた代替えでうまくいくか心配でした。なんとか得点ゾーンにブロックを運べてホッとしました。」と笑顔で感想を述べました。 　　　　

●基礎コース「朝市プチロボコン」

＊基礎1班の部

基礎2班の部　(障害物増)

基礎コース

●クリエイティブコース「八戸朝市ロボコン2025」

 ●のぼり旗デザイン賞