青森県産業技術センター八戸工業研究所見学(八戸市少年少女発明クラブ)

更新日: 2024年09月02日印刷

  • 活動日:2024年07月27日(土)
  • 参加人数:クラブ員21名ほか 総勢41名

 令和6年7月27日(土)、クラブ員21名と保護者18名、指導員2名の総勢41名で、青森県産業技術センター八戸工業研究所を見学しました。

 まずは、研究所にはどのような設備があり、そこでどのような仕事を行っているか、スライドでご紹介いただきました。ロボット試験室のパンフレットも頂戴して期待が高まっているクラブ員たちはさっそく3班に分かれて実験棟の各部屋に出発です。

 お目当てのロボット試験室に行くと、子どもたちを避けながら目的地に向かう無人搬送ロボットやパズルを組み立てる協働ロボットがお出迎え。クラブ員は興味深々で「ロボットのどこにセンサーがついているのですか?」「このロボットはプログラミングで動いているのですか?」など、研究員の方に次々と質問をしていました。

 

  

 

 隣の部屋では、チョコレートの箱詰め作業やドミノ並べをする産業用ロボットが置かれていて、ロボットの素早く正確な動きに、クラブ員だけではなく、保護者の方も感心して、熱心に見学しました。 ここで、研究員の方から「ロボットとドミノ並べ競争に挑戦したい人?」と聞かれ、全員が挙手。早かった4名がロボットに挑戦しました。焦って途中でドミノを倒してしまう子もいましたが、ほぼ互角の勝負になりました。通常よりゆっくり、2秒に1個ドミノを置く設定だったそうです。

 

 

 

 他にも、人の動きを読み取るモーションキャプチャー、物の形状を読み取るアーム型三次元測定機、どれぐらいの揺れに耐えられるか測定する振動試験機、建築素材などの強度を調べる万能材料試験機、熱を視覚化するサーモビュアーなど、多数の実験装置の実演を見せていただいたり、体験させていただいたりと、あっという間に楽しい見学の時間が過ぎました。

 

 

 

 遊びながら学ぶ実体験は、ますますクラブ員の科学技術への興味・関心を育て、今後のアイデア、発明、ものづくりの活動に多いに役立つだろうと確信しました。 この貴重な体験を親子で共有できたことも、本当に良かったと感じました。

 

【クラブ員の感想】

  •  どれも初めて見るものばかりでとてもびっくりしました。中でも一番びっくりしたのは、協働ロボットの人間みたいな動きです。ロボットなのに人間のようで不思議に思いました。 (小3男子)
  • アーム型三次元測定機で自分たちの手を取り込んでもらったのが面白かったです。この機械ですごく複雑な物も3Dプリンターで再現できることが分かりました。モーションキャプチャーを体験して、激しい動きでも点が動いて動きを確認できました。この技術がアニメーションやプロスポーツ選手にも応用されていることが分かりました。同じロボットでも産業用ロボットと協働ロボットがあって扱われているところが違うことが分かりました。協働ロボットは人間と一緒に働けるように大きさも工夫されていることが分かりました。いろいろな体験をして楽しかったです。(小4男子)
  •  研究所にあった機械は全ておもしろくて、見たことのないロボットもたくさんあって驚きました。今までは人と区切って使っていたロボットも協働ロボットなら一緒に働けると知って、すごい安全対策をしているのだと思いました。モーションキャプチャーは、体の特定の部分にマーカーするだけで位置が特定できて、人型になるのはすごいと思いました。(小6男子)
  • 何をする研究所なのだろうと思っていましたが、見学するうちに、様々な大型機械やロボットを使っている研究所だと分かりました。ドミノ対決では人が勝ったけれど、やっぱりロボットのほうが無駄な動きがなく、見ていておもしろかったです。それぞれの機械やロボットをもっとじっくり使ってみたくなりました。(中3女子)

【保護者の感想】

    •  自分が普段何気なく見ているものや使用しているものが色々な技術で支えられていたり、より効率よくする研究が行われていることを感じました。子どもたちが楽しく興味を持てる見学内容でした。ありがとうございます。(小3男子の父)
    •  初めて見るものばかりでとても面白かったです。子どもは協働ロボットの展示が楽しかったと話しており、工業ロボットに興味をもったようです。実際に触れられ、とても良い経験になりました。ありがとうございました。(小4男子の父)
    •  大変興味深く拝見させていただきました。日常生活でよく見かけるロボットや機械と、なかなか目にすることのないものまで、幅広く見学でき体験できたことは親子共々とても有意義でした。また参加したいです。ありがとうございました。(小5男子の母)