更新日: 2024年01月16日印刷
- 活動日:2024年01月08日(月)
- 参加人数:選手32名 大勢のお客様
令和6年1月7日(土) ショッピングセンター ラピアにおいて、「第28回八戸市少年少女発明クラブロボットコンテスト」を開催しました。今年度の競技は八戸市の名勝「蕪島」がテーマです。
ショッピングセンターでの開催は4年ぶりで、クラブ員は大勢のお客様に楽しんでいただけるよう、これまでに学んだ技術を生かしてロボット作りに励み、大会に臨みました。
基礎コース競技「かぶしまロボコン」は、モーター軸がタイヤになるプチロボで、蕪島神社の運開きめぐりに挑戦しました。 クラブ員は、うみねこの天敵「カラス」「きつね」「ハクビシン」の的をどのような方法で倒すか、うみねこのフン(運)に見立てたビー玉をどんな形状のロボットでキャッチするか、各自でアイデアを考えてロボット制作を行いました。
ピ・ピ・ピ・ポーンの電子音でスタート、まずは、「カラス」の的にロボットが突進します。的を倒す部分は、辰年にちなんだ紙粘土の龍、消防車のはしご、曲がるストローを利用した逆さL字など、デザインも素材も子どもたちのアイデア満載です。 ロボットが上手に的を倒したり、ボーナスポイントのビー玉をキャッチしたりすると会場から大きな拍手、逆にビー玉がコートに転がったり、タイムアップになってしまうと残念とため息、選手と会場が一体になって一喜一憂しました。
高学年以上はロボットの駆動に電力制限リミッターを使用しました。限られた電力をどう使うかが勝負のポイントです。赤コート・青コートが同時にスタートすると、それぞれの消費電力がリアルタイムでスクリーンに表示されます。選手はもちろん、ギャラリーの皆さんにもロボットの軽さや無駄のない動きが省エネにつながることが示めされました。また競技では、クラブ卒業生の高校生がプチロボの操作リモコンのコードとリミッターのコードがからまないよう吊り上げて補助をする大役を担いました。
2回計測のベストタイムで、中学年の部 第1位に輝いた片沼暖貴さんは「3年生になって初めて発明クラブに参加して、初めてのロボコンをラピアでやって、おおぜいの人の前できょうぎをして、とてもきんちょうしたけれど、1位をとることができてとてもうれしかったです。」と感想を述べました。
クリエイティブコースの競技「サンドバトルin蕪島海岸2024」は、蕪島海岸の砂をブルーシートのコート中央のシーソーに運ぶ対戦型ロボコンで、自軍にシーソーが傾いたほうが勝利となります。クラブ活動で学んだ小型コンピュータmicro:bitを使いプログラミング。無線操縦でロボットカーを動かします。
クラブ経験3年以上の小学6年生はクリエイティブコースに進級して、初めてのプログラミングロボコンです。発明クラブは月2回の活動で、ロボットコンテストに向けた活動は2か月。先生方から教えていただける日は5回しかありません。
クリエイティブコースのクラブ員たちは、初回のオリエンテーションで競技概要の説明を受けたあと、まず砂を集める方法を考え、次の活動からは、ロボットカーにアーム等を取り付ける制作作業と、さらにパソコンに向かって動きのプログラミングを組む作業を並行して行いました。動作確認しては、何度も何度もプログラミングをやり直している姿が印象的でした。
試合では、スタート位置から出発して、各選手が取り付けたアームで砂場の砂をすくったり、ロボットで砂入りカップを押したりして、得点ゾーンであるシーソーへと懸命に砂を運びました。砂カップを持ち上げるクレーンが作動しなかったり、練習では出来ていた砂カップを引っ掛けてシーソーを動かし得点する場面を見せることができなかったりと、思うようなパフォーマンスができない場面もありましたが、選手それぞれが自分の次の課題を見つけることができたのではないかと思います。
優勝の山木悠希さん(小6)は「クレーンで砂を運搬する仕組みがうまくいかなかったので、砂カップを押して運びました。勝てると思っていなかったのでうれしいです。」と感想を述べました。
【大会結果】
●基礎コース「かぶしまロボコン」
中学年の部 (単3電池2本使用)
賞 | 学校名 | 学年 | 氏名 | ロボット名 |
第1位 | 多賀台小 | 3 | 片沼 暖貴 | レインボーフォークリフト |
第2位・アイデア賞 | 福地小 | 3 | 夏坂 大和 | ファルコン18ラプター |
技術賞 | 根城小 | 3 | 河西 諒馬 | かぶしま船 |
デザイン賞 | 城北小 | 4 | 上村 航賢 | 八戸名物 |
奨励賞 | 柏崎小 | 4 | 関本 有花 | とーばーさーれーるー! |
高学年の部(電力制限リミッター使用)
第1位 |
白山台中 | 1 | 関 和佳乃 | 進め! カメ号!! |
第2位 | 根城小 | 6 | 田中 悠月 | 辰の初詣 |
技術賞 | 根岸小 | 5 | 柳谷 咲花 | 命をつなぐうみねこトラック |
アイデア賞 | 白銀南小 | 6 | 西 葵生 | 2024走るタツ運をつかんで舞い上がれ |
デザイン賞 | 湊小 | 5 | 秋田谷 蒼介 | ウミネココこロボカー |
●クリエイティブコース「サンドバトルin蕪島海岸2024」
賞 | 学校名 | 学年 | 氏名 | ロボット名 |
優勝 | 長者小 | 6 | 山木 悠生 | サンド リフト ブルドーザー |
準優勝 | 東中 | 1 | 大西 紗巴 | キャリー sand クレーン |
技術賞 | 東中 | 2 | 仲山 結満 | lift the sand |
アイデア賞 | 白銀南中 | 2 | 西 桜花 | 砂をつかめ! Go go elephant |
デザイン賞 | 名川中 | 2 | 松山 結宇 | 麒麟ロボ |
奨励賞 | 白銀小 | 6 | 上條 日毬子 | 働くうみねこ車 |
奨励賞 | 三条小 | 6 | 佐藤 翼 | 砂集めくん |
【クラブ員の感想】
・きそ中学年の部 第2位・アイデア賞 福地小3年 夏坂 大和
最初はゴールできるかしんぱいでした。なぜかと言うときんちょうしてできないかもしれない
と思ったからです。でも2位とアイデア賞をとれてよかったです。
・きそ中学年の部 デザイン賞 城北小4年 上村 航賢 ロボット名「八戸名物」
八戸名物のイカや伝統工芸品のやわたうまをテーマにして、デザイン賞をとれてうれしかった
です。スピードが少したりないため、ロボットをかるくしてスピードをあげていきたいです。
・きそ高学年の部 アイデア賞 白銀南小学校6年 西 葵生
ロボコン製作に取り組んでみて、的を倒す高さやビー玉をうまくキャッチする仕組みを予想し
ながら作ることができました。色々な人に自分のロボットを見てもらえて、緊張したけれど、
自信につな がりました。
・きそ高学年の部 デザイン賞 湊小5年 秋田谷 蒼介 ロボット名「ウミネコロボカー」
初めてのロボコンに参加し、想像以上にスムーズに操作できて良かったです。受賞できてうれ
しいですが、速さで取った賞ではなかったので、次回は重さを改良するなどして、再チャレン
ジしたいです。
・クリエイティブコース 技術賞 東中学校2年 仲山 結満
今までのロボコンの中で一番上手に作れたロボットでした。実力を発揮できず、じゃんけん*
で負けてくやしい思いをしましたが、良い経験になったと思います。(*同点 の場合)
・クリエイティブコース アイデア賞 白銀南中学校 2年 西 桜花
プログラミングでロボットカーがスムーズに動きうれしかったです。ショベルカーのバケット
の仕組みを作る時、度々問題が発生しましたが諦めず最後までやり遂げる事ができ、アイデア
賞を受 賞して良かったです。