更新日: 2023年09月11日印刷
- 活動日:2023年01月07日(土)
- 参加人数:選手27名 保護者オンライン観戦
令和5年1月7日(土)、八戸市福祉公民館において、「第27回八戸市少年少女発明クラブロボットコンテスト」を開催しました。
新春恒例行事となっているロボコンは、これまで学んだ工作の知識を活用して、自分のアイデアを生かしたロボットを作り、その自作ロボットを自ら操作して発表することを目的としています。
基礎コース競技「ターゲットをねらえ!」は、コート後方に並べた3つの的をロボットで倒すゲームです。倒した的の数が同じ場合、電力リミッターシステム(リアルタイム消費電力監視プログラム)での使用電力が少ないほうが勝利となる「省エネロボコン」に挑戦しました。
クラブ員は「どんなロボットで何の的を倒すか」というテーマ、的をたおすロボットの形状、ロボットと的のデザインなど、各自でアイデアを考え工夫を凝らす、発明クラブならではのロボット工作を行いました。制作では、初めてのハンダ付けに挑戦し苦労する姿も見られましたが、大会当日は力作揃いのロボットが次々登場し、観客を楽しませました。
見事、優勝を勝ち取った柳谷咲花さん(小4)のテーマは、「コロナを倒せ!消毒液」。
ウイルスの絵を描いた3つの的を、消毒液ボトル型ロボットで次々と倒し、電力をたくさん残して優勝しました。決勝戦直後の優勝インタビューでは、「ロボットのデザインは家の消毒液を見てそっくりに描きました。優勝すると思っていなかったのでびっくりしましたが、とてもうれしいです。」と笑顔で答えました。
また、技術賞とデザイン賞のW受賞に輝いた関口有花さん(小3)は、ロボットを軽くするために風船を使ったことが、高さのある的を倒す独自の工夫にもなり、また猫の可愛らしさを表現していると高い評価を受けました。関口さんは「初めてのロボコンで2つも賞を取れたのでびっくりしました。」と喜びを語りました。
クリエイティブコースは、今年度もクラブ活動で学んだ小型コンピュータ micro:bitを2台使った「プログミングロボコン」に挑戦しました。今年度の「流鏑馬ロボコン」では、ロボットカーに搭載した輪ゴム鉄砲で、的ゾーンの3つの的を倒し、プログラミングでS字コースを自動帰還させる課題を行い獲得ポイントを競いました。見どころは、輪ゴムの連続発射とプログラミングによる自動帰還です。
輪ゴムは5個まで装着できるルールで、動きながら輪ゴムを発射すると2点、止まって発射すると1点と得点も異なり、クラブ員はゴム鉄砲の形状、発射の速度、そして、自動帰還のコーストレースとプログラミングに頭を悩ませ、大会に臨みました。
ロボットから輪ゴムが発射され見事的を倒すと、基礎コースの小学生は大喜び、また選手が無線コントローラーを台に置いた後、ロボットが三角コーンを右・左・右と自動でスラロームしゴールすると拍手喝采、コースアウトすると大きな溜息と、先輩方の競技を夢中で観戦しました。
見事、優勝に輝いた大西紗巴さん(小6)は「自動帰還のプログラムを何回もやり直しました。開始位置にセットする操作が細かいので難しくて大変でした。ゴムを1発ずつ打つよりも、一斉発射させる方がやりやすくて、うまく全部発射できました。クリエイティブコースは基礎コースよりレベルが高くて心配だったけれど、先生方のアドバイスのおかげで優勝できて、とても嬉しかったです。」と感謝を込めた感想を述べました。
【大会結果】
基礎コース 「ターゲットをねらえ!」
賞 | 氏名(学年) | ロボット名 |
優勝 | 柳谷 咲花(小4) | 「消毒液」 |
準優勝 | 山木 悠生(小5) | 「The ヤリイカ」 |
技術賞 | 関本 有花(小3) | 「にゃんたま」 |
テーマ賞 | 田頭 未昊(小4) | 「縄文人と魚とり」 |
デザイン賞 | 知野 和仁(小4) | 「南部師行公」 |
デザイン賞 | 関本 有花(小3) | 「にゃんたま」 |
クリエイティブコース 「流鏑馬ロボコン」
優勝 | 大西 紗巴(小6) | 「当たれ!流鏑馬」 |
準優勝 | 仲山 結満(中1) | 「走れ!流鏑馬!!」 |
技術賞 | 三浦 士 (中2) | 「double」 |
テーマ賞 | 松山 結宇(中1) | 「八幡馬」 |
奨励賞 | 豊田 逞馬(中1) | 「成敗ウイルス」 |