更新日: 2023年09月11日印刷
- 活動日:2022年01月08日(土)
- 参加人数:選手35名。来賓・クラブ関係者20名。保護者Zoom観戦。
令和4年1月8日(土)、八戸市福祉公民館において、八戸市長、教育長を来賓にお招きして、「第26回八戸市少年少女発明クラブロボットコンテスト」を開催しました。
クラブ開設40周年記念行事として行った今年度のロボコンは、基礎コースに電力消費監視システム(電力制限リミッター)を使ってロボットを駆動させる「省エネロボコン」、クリエイティブコースでは小型コンピュータ(micro:bit)を2台使って、ロボットを無線でコントロールするためのプログラムを作成し、同時にロボットの動きもプログラミングでコントロールする、全国でも珍しい「プログラミングロボコン」に初めて挑戦しました。
⇒第26回八戸市クラブロボコンポスター
基礎コースの「ロボットオリンピック」は、マウンテンバイクのオフロードをイメージしたおはじきゾーン、競泳の幅の狭いコースロープ、カヌーのS字スラロームを描いて進む2つの三角コーン、そして最難関はスケートボードの坂と手すりを合わせた一本橋、それらの4つの障害物をいかに無駄なくクリアできるか、選手はそれぞれ工夫を凝らした自作ロボットを自ら操縦してゴールを目指します。来賓の皆様も、ロボットがスムーズに障害物をクリアすると拍手を贈り、コースアウトしたり、何度も同じ個所でつまずいたりすると思わず手をにぎりしめて、会場一体となって
プレーを見守りました。低電力や時間の壁に苦戦した選手たちは、ふだん何も考えずに利用している電力の大切さ、乾電池の凄さを実感し、悔しさと同時に学ぶことも多いロボコン挑戦になりました。
見事、金メダルに輝いた野沢太希くん(小3)は、「はじめてのロボコンでゆう勝できてうれしいです。リハーサルの後、デザインをかい良して車体の重さを半分にしました。そうじゅうの練習もしたので、上手に動かせました。少し工夫をしただけで、タイムが大きくかわる事が分かりました。」と感想をのべました。銀、銅メダルの選手も、電力を無駄にしないためのロボットの軽量化や、コード類が走行の邪魔にならない工夫、タイムロスを防ぐための操縦練習が勝因になったようです。
クリエイティブコースの「プログラミングロボコンさくらんぼ狩り」は、ツリーの高い場所、低い場所につけられた20個のさくらんぼをどのように摘み取っていくか、竹ひごアームを動かすためのプログラミング、ロボットカーの走行や速度など自分の作戦を正確にプログラミングして大会に臨みました。さくらんぼをツリーから摘み取りコート内に置くと1点、収穫してロボットが保持すると3点、収穫箱に入れると5点のルールに、予選、決勝トーナメントでも1点狙いで次々さくらんぼを落としていくロボット、5点狙いで確実に箱まで運んでいくロボットと、赤・青どちらのコートからも目が離せない白熱した対戦カードがあり、基礎コースの小学生たちも試合の流れに釘付けになっていました。
確実に5点を積み重ねて28得点で優勝した三浦士さん(中1・写真右)は、「大会で優勝出来て来賓の方や先生方にたくさんおめでとうと言っていただきました。小学生の応援も嬉しかったです。工夫したところはアームのプログラムです。小刻みで滑らかな動きを出せるように、サーボモーターの角度調整に変数を加えてプログラミングしました。」と感謝を込めた感想を述べ、技術賞とのダブル受賞に最高の笑顔を見せました。
【大会結果】
ロボットオリンピック
金メダル 「未来へ進め、発明クラブ」 野沢 太希 (小3)
銀メダル 「走れ山手線」 山木 悠生 (小4)
銅メダル 「陸戦型ロボ」 佐藤 翼 (小4)
銅メダル 「精霊牛(茄子)」 下館 航来 (中3)
デザイン賞 「ゴーゴー!!ドクターヘリ」 知野 和仁 (小3)
デザイン賞 「みんなをえがおにするとらまい」 天坂 太翼 (小3)
プログラミングロボコン さくらんぼ狩り
優勝・技術賞 「旭」 三浦 士 (中1)
第2位 「すすめ!スルメイカ号」 藤森 貴志(中3)
第3位・デザイン賞 「おいしいさくらんぼロボ」 仲山 結満 (小6)
第3位 「カニ」 野沢 孝太(小6)
アイデア賞 「無名」 藍原 睦稀(中2)
パフォーマンス賞 「チェリースイーツ製造ロボット」 松山 結宇(小6)
奨励賞 「サクランボ1号」 吉野 拓己 (中1)
努力賞 「ハーベスターS」 吉野 秀 (中1)