更新日: 2023年09月11日印刷
- 活動日:2021年10月03日(日)
- 参加人数:親子19組
令和3年10月3日(日)、八戸市福祉公民館にて、令和3年度青森県創造性育成活動支援事業として、伝承遊びから学ぶものづくり教室『働くお父さんお母さんと作ろう!南部凧』の講座を開催しました。
当日は、当クラブ第三代会長の林野榮先生のご指導のもと、親子19組がダイナミックな構図と鮮やかな彩色が魅力的な南部凧の制作に取り組みました。
パソコンやスマートフォンなどを器用に操る現代の子どもたちも、若いお父さんお母さん世代も、和凧の骨組みに使う自然素材の竹やひもの扱いには大苦戦。特に、凧の枠になる8本の竹を組むときに、木口の割りをかませる作業や縄結び、罠結びなどほどけない糸の結び方、凧の糸を絞ってわん曲させる技、張り糸の調整のしかたなど、先人の知恵に感心しながら、親子で協力して作業を進めました。
工作の後は、秋晴れの芝生広場でさっそく凧あげに挑戦しました。
コロナ禍でさまざまなイベント自粛が続いていましたが、風を上手に捉えて鮮やかな南部凧が空高く揚がり、マスクを着用していても、参加者の笑顔が輝く講座となりました。
【小学生の感想】
・ お父さんと竹ひごを合わせました。わなむすびがむずかしかったです。(小3男子)
・竹の先をかませられるように、つまようじを入れました。
昔の人は竹と和紙とひもだけでたこを作っていてすごいと思いました。 (小3男子)
・ たこを作るのは2回目でしたが、南部凧は初めて見たのでうきうきしました。
曲げるところをがんばりました。(小4女子)
・凧に糸を通すとき、つまようじで押し入れる工夫をしました。糸を巻いて竹ひごを曲げるところ
をがんばりました。竹は簡単に折れないことを学びました。(小6男子)
【保護者の感想】
・子どもが先生の説明を聞きながら、細かい手作業や初めての紐の扱いができたのを見て驚かされ
ました。本格的な南部凧に初めて触れ、木口の割りのかみ合わせの方法など、昔ながらの工夫を
学べて勉強になりました。 (小3男子・母)
・和紙と竹と糸と、材料はとてもシンプルですが、細かい作業が多く、また糸のたるませかたなど
工夫しながらできる凧は昔の人の知恵がたくさんつまっていてすばらしいと思いました。
(小3男子・母)
・息子はプラモデルはよく作っていますが、竹や糸という材料で工夫や調整が必要な工作は経験が
なく苦労していました。地域の伝統的な凧を制作し、貴重な体験となりました。(小4男子・父)
・手作りの楽しさを味わうことができました。完成して実際に凧あげをしたとき、子どもがうれし
そうで参加させて良かったなと嬉しくなりました。丁寧にご指導いただき有難うございました。
(小6女子・母)