更新日: 2023年12月26日印刷
- 活動日:2023年12月23日(土)
- 参加人数:小学生11名・保護者7名
令和5年12月23日(土)、八戸市福祉公民館において、令和5年度青森県創造性育成活動支援事業
体験!発明クラブ 『風力発電装置を作ろう』を開催し、市内の小学生11名と保護者7名が参加しました。
今回、挑戦したのは、SDGs目標7 「エネルギーをみんなに そしてクリーンに」の理解を深める「風力発電装置」の工作です。
参加者はまずSDGsや電気を利用できない地域の人々の暮らしについて、スライド上映と講師からの説明を受けました。
そして、いよいよ工作。風力発電装置は、プロペラ、発電機、コネクター、LEDを取り付けるだけで完成です。しかし、作業手順には、しっかりきれいに作るためのコツがいくつもあります。
レーザーで型取りされたパーツ板からカッターナイフで上手にパーツを外す方法、導線の被覆をねじりながら外す方法、結束バンドでコードを固定する方法、熱収縮チューブで導線のつなぎ目を保護する方法など、今回の工作で学んだ技術には、自分で工作をするときに役に立つものがたくさん含まれていました。
参加者はひとつひとつ指導員に教わったり、工作の合い間に発明クラブでの活動紹介を聞いたりしながら、親子で楽しく作業に取り組みました。熱収縮チューブが熱で縮むことを知っていても、導線のつなぎ目にかぶせたチューブにドライヤーの熱風をあてると、目の前で縮む様子に驚いていました。
完成後は、中学2年生で学習する電磁誘導のしくみについての解説も聞き、風の力で電気を作るしくみを学びました。子どもたちはプロペラに息を吹きかけて回し、LEDが光ることを確認して大満足の様子でした。
私たちはふだんコンセントに電気がどのように安全に届けられているか考えることなく電化製品を使っています。八戸の火力発電所がすぐれた発電効率を発揮しているお話。発電所で作られた電気が50万ボルトもある高い電圧で大きな鉄塔の送電線をつかって運ばれ、変電所や町で見かける電柱のトランスで電圧を下げながら、家庭に電気が届いているお話。事故で停電したとき、瞬時に停電の範囲を小さくしているしくみなども聞き、電気の大切さを改めて理解するきっかけになりました。
小学生の感想
- いたをカッターできるのがむずかしかったけれどおもしろかった。(小1男子)
- いきをふくだけではつでんできる風力はつでんそうちを作れたのでたのしかったです。たのしかったから、また工作をしたいです。(小2男子)
- 板をはめるところがむずかしかったけれど、楽しかったです。また工作をやってみたいです。(小3女子)
- 人が生活で使っている電気が1秒に1000回ぐらいチカチカしていてびっくりしました。(小3男子)
- 今日の風力発電は勉強になりました。使ったコイルがすごいこともわかりました。勉強したことを忘れずに役立てたいです。(小5男子)
- 電気はどうすれば流れるのか、家庭にどうやって流れてきているかなど、身近な電気がくわしくわかりました。(小6女子)
保護者の感想
- 毎日の生活で使っている電気に興味をもっていたので楽しく学べました。子どもはできあがった作品をみてとてもよろこんでいます。(小1男子・母)
- 楽しく体験・工作できました。発明クラブに入会したいと思います。(小2男子・母)
- 発電やLEDの特性、交流回路や変圧器など学ぶ内容が多岐にわたり充実していました。中高生にも良い工作だと感じました。(小2女子・父)
- 電気工作の機会がないので良い経験になりました。電気についてのお話では大人もわからないことをうかがうことができて良かったです。(小3女子・母)
- 活動を通じてSDGsについても理解してもらえるといいなと思います。今日の体験で電気という身近なものの大切さを理解してもらえたと思います。(小5男子・母)
- 単なる工作体験と思っていたら、地球の課題を学んだり、工作も意外に丁寧な作業が求められるものでした。大人でも改めて学ぶことが多く勉強になりました。(小6男子・母)
事務局より
市内インフルエンザ流行で参加者は少なかったものの、SDGsや電気工作に興味をもつ親子のみなさんが集まってくださり、指導員が一工程ずつ確認しながら充実した工作教室を開催することができました。 次回は、2月25日に次年度クラブ員募集のための公開講座を予定しています。発明クラブに興味をお持ちのみなさん、ぜひご参加ください。
【問い合わせ】 八戸市少年少女発明クラブ TEL 0178-45-8131 八戸市児童科学館内